インターネットにおける出会いについて
インターネットが各家庭に普及したのは、90年代のことです。Windows95の発売がニュースになり、パソコンが一般人でも気軽に使える機械になったことで、インターネット上には次第に情報が増え始め、企業による様々なサービスも発達してきました。
この頃から、今の出会い系に繋がる、コミュニティサービスが出始めます。当初はパソコン通信と呼ばれる一部の参加者のみの会話しか出来なかったものが、時代を経てICQなどのメッセンジャー、メーリングリスト、電子掲示板、チャットなど幅広く展開してゆきます。当時は、主に個人が運営するレンタル掲示板などに集まり、気の会った仲間同士の会話を楽しむことで、自然と出会いに繋がっていたようです。というのも、この頃はまだインターネットに対する信頼が高く、様々なサービスが素直に歓迎され、受け入れられていたからです。常時接続など夢の話で、誰もが短時間の接続で多くの人と交流することを望んでおり、わざわざ参加者を制限する必要もありませんでした。ですから、まれに嫌な人とぶつかってしまっても、アクセス制限などせずにただ無視すればよく、相手にする時間もなかたったのです。
その意味では、当時のインターネットにおける出会いは、今よりも安全なものだったと言えるでしょう。今では、サービスの充実した出会い系サイトが多く用意されている一方で、悪質な業者やサクラといった手合いも出現するようになりました。インターネットが便利になり、人々の生活の一部にまで発展した代わりに、それを利用する側は、昔は用心する必要のなかったような悪徳業者などにも警戒しなくてはならなくなったのです。インターネットの普及は、確かに私達の生活を便利にし、様々な出会いを提供してくれます。けれども同時に、悪質な詐欺による被害も年々増加しています。私達はインターネットを利用するにあたって、わが身を守れるよう、十分に知識を持たなければなりません。
